
しかし『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
と『魔の山』の組み合わせって……
自画自賛ですけど
(よくも思いついたな)
って。
この二つの小説が正反対の向きを持っている
と考えてもいいし
たがいに同じものを目指している、と見ても
いいように思えます。
村上春樹氏の『世界(以下略)』の方は脳の中の世界に迫っているし
トーマス・マン氏の『魔の山』は、縮図と言いますか
あるいは箱庭のようなものの中に出現する
世界のリアリティに迫っています。
で、ここで無理くりですが
故水木しげる先生にご意見を頂戴できるとしたら
先生はきっとこうおっしゃるのではないでしょうか。
「人生をいじくり回してはいけない」
(↑これ、先生の御本のタイトルです)

