
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の再読を始めたら
(あれ、なんか暗い……)
と思った。
昭和の60年代にこれを初めて読んだときは
『羊をめぐる冒険』
をワクワクしながら読んだときの体感が
残っていて
それで今度は、それがないから暗いと思うのか?
でも考えてみると
『羊をめぐる冒険』
だって、親友が滅びていく暗い話ですよね。
まあ、とにかく読み進めていきます。
と思ってたら、急に小説の中味と直接関係のないことを思い出しました。
何年前だったか、亡くなった評論家の加藤典洋さんの、新書で出ていた
『村上春樹はむずかしい』
を本屋で手に取ったことがあって
そのとき、わたしにとってはビックリなことが書いてあった。
まだまだ新人の扱いだった村上さんは、村上龍さんから、当時の中上健二さんのチャレンジなど刺激的な話を聞く機会があり
そのとき自分も大きな飛躍を目指さなくてはならないと
(そういう表現だったかどうか自信ないですが)
決意した、と言うんです。
そんなこと全然知らなかったわたしはホントにビックリした。

